装備と持ち物


トレッキングは、ハイキングやウォーキングとは違い、本格的に山の中を歩くことが目的です。装備をしっかりと整えた上でのトレッキングは、快適で安心なものになりますが、装備を疎かにして命の危険をともなう事故につながることもあります。そのため、弊社のツアーにご参加頂く際には以下の装備のご用意をお願いします。装備に不備がある方には、ツアーの参加をお断りすることがありますので、あらかじめご了承ください。

 

以下の装備を一通り揃えると高額になります。また、初心者の方にはどんな物を用意したら良いのか分からないこともあると思います。登山用品のレンタルのご利用がオススメです。

 

※ 屋久島の平均の気温と降水量


装備・持ち物チェックリスト

装備内容 説明・おすすめなど

日帰り

 山泊

 ザック

両手が自由に使えるスタイルが基本。日帰りなら25~35ℓ程度。縦走コースなど山中泊の場合は30~40ℓを用意しましょう。

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サックカバー

雨の時の防水対策、汚れ防止に必須アイテムです。ザックのサイズにあったものを用意しましょう。

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登山靴

通常の運動靴よりも靴底のしっかりとしたトレッキングシューズを準備しましょう。硬い靴は、履き慣れないと靴擦れの恐れがあります。歩きやすいものをお持ちください。足首のサポート力が高いミドルカットやハイカットタイプ推奨。滑りにくさ・防水性も必要です。

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サンダル

山泊の際のリラックス用、また下山後の温泉入浴後にあると便利です。

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ストック

下りで膝への負担を劇的に軽減し、歩行時のバランスをサポートします。

軽アイゼン・スノースパイク

冬季のみ(12月~2月)

ヘッドランプ

(予備電池)

小型の懐中電灯でも代用可能です。夏場は登山では使用しません。山泊の際、夜間や早朝の時間帯に必要です。

シュラフ(寝袋)

季節に合わせたものをお持ちください。3シーズン用がおすすめです。

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マット

テント泊の場合もあるため、必須アイテムです。エアーマット、もしくは銀マット・ウレタンマットなど。

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耳栓

山泊でお休みの際に。

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レインウェア

(上下)

雨量の多い屋久島では季節を問わず必要です。上下分かれたセパレートタイプをご用意ください。また、夏場でも標高の高い場所では気温が下がりますので防寒着としても役立ちます。防水透湿性素材のもの。

スパッツ・ゲイター

泥でぬかるんだ登山道や、水たまりの多いところを歩かなければならないときの泥除け、また雨の日は雨水が入らないように、あると便利です。また、登山靴・ズボン裾の汚れ防止になります。

折りたたみ傘

雨天時、トロッコ道を歩く時や休憩時、お弁当を食べる時に使用します。

飲み物

屋久島の登山道には天然水の水場があるため、水分補給に困ることはありません。日帰りなら500㎖のペットボトルで十分です。

水筒

水場での水補給用(空のペットボトルでも代用可)

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食べ物

ツアー料金にはお弁当代は含まれていません。前日までに各自でご用意ください(宿泊先で購入可能)。また、行動食(ドライフルーツ・飴・チョコレートなど)も少量あると良いです。

※山泊の場合、食料を一部お持ち頂きます。

防寒着

10月中旬頃から薄手のフリースが必要。11月は厚手のフリースなどが必要。重ね着に1枚フリースなどで体温調節。12月からは本格的な寒さになるため、ダウンジャケットなど防寒対策は万全にしなければいけません。

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シャツ

肌に触れるシャツは吸汗速乾素材のものがおすすめです。綿100%では汗や雨で濡れると体温や体力を奪います。

ケガ防止や日焼け対策。

ズボン

トレッキングパンツなど、速乾性・伸縮性のある素材が良いです。綿・ジーンズは不可。

アンダーウェア

吸汗・速乾性素材が良いです。

靴下

中厚で速乾吸湿性のものが良いです。厚手の靴下で代用可能ですが、適度な締めつけで疲れにくいもの、足の痛みの軽減が期待できる機能性ソックスなどの方が良いでしょう。

サポートタイツ

足のスムーズな動きを補助して、脚や股関節、ヒザなどの疲労や痛みを軽減してくれるアイテムです。

着替え

防水対策として、必ずスタッフバックやビニール袋に入れてください。

帽子

夏は紫外線対策、冬は防寒対策ができます。

グローブ

山道で、木や岩に捕まることがあります。軍手でも代用可、滑り止めがついているものをご用意ください。10月下旬~は、風雨による手冷え防止用に防寒用手袋がおすすめです。

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ビニール袋・ゴミ袋

山中で出たゴミ入れ、濡れたものを入れる等、何枚かあると便利です。

また、ザックと同じくらいの大きめのビニール袋を一枚用意しておくと、ザックの中の物の水没が防げます。

防水袋

山中は雨量も多く、湿度も高いため、貴重品、携帯電話・カメラなどの精密機器が水没するリスクがあるため、ジップロックなどの蓋の閉まる袋に入れることをおすすめします。

タオル

2~3枚あると便利です。

携帯トイレ

(1~2回分)

環境省では登山道中に携帯トイレブースを設置し、携帯トイレの使用を推奨しています。トイレの数が少ないため、連休時期は混雑で並ぶこともあり、携帯トイレを使用すると便利です。

トイレットペーパー

ティッシュペーパー

ティッシュペーパーは水溶性のものをご用意ください。芯を抜くとコンパクトになります。

ウェットティッシュ

食事前・トイレ後などに重宝します。

健康保険証コピー

万が一怪我や病気をしたときのために持参しましょう。

国内旅行保険

※事前にご加入頂いた方は、当日必ずご携帯ください。

常備薬・救急用品

常備薬・絆創膏、虫除け、虫刺され薬など。

日焼け止めクリーム

紫外線対策。汗に強いタイプがおすすめです。

サングラス

紫外線対策。

カメラ・デジカメ

 

マイカップ

 

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洗面用具

 

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地図(&コンパス)

現在位置やルートの確認。

腕時計

山中では携帯電話は圏外です。(一部の場所・一部の携帯会社は電波有り)